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ストーリー ネイチャーテック

ネイチャーテックの現在地 - 世界2.1千億円市場と、道内の「自然を測る技術」

自然を保全・回復・持続利用する技術「ネイチャーテック」への世界のVC投資は2024年に21億ドルへ拡大。日本は2025年に47兆円市場を掲げるロードマップを策定し、TNFD開示企業数で世界最多に立つ。海外の市場レポートと国内の制度動向を押さえたうえで、白老のブルーカーボン、ヒグマAI検知、環境DNAなど道内に芽吹く実装を4軸で並べ、道北が取れる立ち位置を読み解く。

ストーリー 課題発見

制度の対象でありながら、 届いていない - 見えない貧困を数字で追う

報告書自身が算出している。ひとり親世帯の17.2%が生活保護を「利用する必要があったが利用していない」。生活保護基準相当の世帯で利用経験は11.7%、児童扶養手当を受給する母子世帯でも13.3%。ひきこもり調査では実数把握1,555人に対し推計5,645人。4つの一次資料に同じ構造が現れる。

データ 医療福祉

市町村がん検診の受診率 ( 子宮頸がん・乳がん ・ 道内179市町村 )

市町村が実施するがん検診の受診率は、対象者数の少ない自治体ほど高い。子宮頸がんの中央値は対象1,000人未満で20.9%、5,000人以上で12.4%。道北26市町村の中央値21.1%は全道の15.3%を上回り、初山別村39.6%が最も高い。職域検診は含まれないため、都市部の実際の受診とは範囲が異なる。

データ 教育

乳幼児期の 保育・支援制度の利用状況 ( 道内の2歳・5歳の保護者 )

ひとり親世帯の17.2%が生活保護を「利用する必要があったが利用していない」( 報告書による算出 ) 。一時預かり事業は ひとり親世帯のほうが利用率が低く18.5%、ふたり親世帯22.8%。子ども食堂の利用は全体3.0%で、ニーズの高い層ほど必要があるのに利用していないと報告書は推察している。

ストーリー 研究

人口流出は残った人の賃金を上げる - 農村労働市場の実験研究

バングラデシュの133村で季節移住の交通費補助をランダムに配り、 村ごとの流出率を変えて効果を測った実験。 流出が増えた村では、 残った農業労働者の賃金が4.5から6.6%上がり、 労働時間も11から14%増えた。 過疎は一律に悪ではなく、 残る担い手が事業化に踏み切れるかが鍵になる。

ストーリー 研究

リモートワークは消費を地方へ動かす - 高スキル分散の地理学

コロナを自然実験に、 高スキル職のリモート化が地域経済に与える影響を分析した研究。 高スキル人材が都市を離れて地方で消費すると、 その消費に支えられていた都市のサービス業が打撃を受け、 逆に消費は地方へ移動する。 移住定住にとって追い風だが、 来た人の消費が地域内に落ちる導線が要る。

ストーリー 研究

企業誘致の補助金は当たり外れが大きい - 研究が問う地方創生の効きどころ

特定地域を狙い撃つ補助金や優遇策は本当に効くのか。 米国のエンタープライズ・ゾーンやEU構造基金を総ざらいした研究は、 企業誘致型の効果は「まちまち」で、 インフラ・高等教育など公共財型の投資のほうが成果が出やすいと結論する。 北海道の移住定住・ふるさと納税に引きつけて読む。

ストーリー 研究

観光は地元を潤すが国全体では相殺される - 便益が地域に残る条件

メキシコ沿岸の観光地をミクロデータと空間均衡モデルで分析した研究は、 観光は地元に大きな利益をもたらすが、 国全体では他地域の集積を弱めて相殺され、 マクロの純便益は思ったほど大きくないと示す。 便益が局所に集中するからこそ、 誰がどこで受け取るかの設計が価値を左右する。

ストーリー 課題発見

緊急銃猟制度が動き出した - 市街地のヒグマ対応で市町村に問われる「権限」と「責任」

2025年9月施行の緊急銃猟制度は、市街地に侵入した危険鳥獣を市町村長の判断で銃猟できる仕組みだ。2026年4月には運用半年の実施事例を反映してガイドラインが改訂された。権限が市町村に下りたことは、同時に安全確保・合意形成・担い手という運用責任を市町村に課したことでもある。道北でこの制度を活かせるかを構造から読む。

ストーリー 課題発見

道北のGX戦略地域選定 - 稚内・留萌が問われる「電源の供給地か、価値の立地地か」

2026年4月、経済産業省のGX戦略地域(有望地域)に道北の稚内市・留萌市が選定。全国随一の再エネを核とした産業クラスター構想のなかで、道北が電源の供給地に留まるか、AI計算基盤まで取り込む立地地に進むかを、選定類型と送電網の構造から読み解く。

ストーリー 人口動態

道北の25年、 2025から2050へ - 6つの数字で覗き込む暮らしの輪郭

道北23市町村の2025-2050年推計を、 人口総数 / 65歳以上比率 / 15-64歳比率 / 0-14歳比率 / 世帯数 / 単身世帯比率 の6指標で読み解く。 朝の交差点 ・ 昼の校庭 ・ 夜の台所 ・ それぞれのシーンが2050年にどう変わるか、 データと景色を行き来しながら追った。 一次資料は 道北の人口推計レポート2025-2050 ( 無料 ) 。

ストーリー 人口動態

道北の50年人口予測 ( 2026-2075 ) - 自然減 ・ 社会減 ・ 高齢化型 3ドライバーで読み解く

社人研の地域別将来推計と道庁人口ビジョンを基に、 道北4エリアの2026-2075年人口推移を 自然減 / 社会減 / 高齢化型 の3ドライバーで分解。 道北全体は -47% 前後 ( 社人研 2020→2070 推計 ) の減少が見込まれ、 自治体ごとにドライバーの主因が異なる。 行政 + 企業の両者が打てる手を全レイヤーで整理する。

ストーリー 鳥獣対策

北海道の鳥獣対策、 『殺す』 で終わらせない - ジビエ ・ 6次化 ・ サーキュラーで見直す現場

道内のシカ駆除は2023年度で年間約13万頭、 鳥獣被害は2023年度で約47億円。 一方で ジビエ処理量はエゾシカ駆除数の1割強 ( 2024年時点 ) に留まり、 大半は埋設 ・ 焼却で消える。 ハンター ・ 猟友会 ・ 新規参入者の視点から、 『殺す → 活かす』 への転換に何が要るかを実態調査ベースで整理する。