農業産出額の構成比 ・ 道北は道内の3割 ・ 新潟 ・ 茨城に匹敵する規模
農業産出額の構成。日本全体9.0兆円のうち北海道が1.32兆円 ( 14.7% ・ 都道府県1位 )、 道北は道内の約30%を占める基幹生産地域。
数値の概略
農業産出額 ( 2023年確定値 ・ 億円 )
| 地域 | 産出額 | 全国シェア |
|---|---|---|
| 日本全国 | 90,063 | 100% |
| 北海道 | 13,222 | 14.7% |
| 上川 | 2,684 | 3.0% |
| 宗谷 | 1,084 | 1.2% |
| 留萌 | 158 | 0.2% |
道北合計 ・3,926億円 ( 道内の29.7%、 全国の4.4% )
部門別 ( 北海道 )
- 乳用牛 ・3,989億円 ( 30.2% )
- 米 ・1,425億円 ( 10.8% )
- 野菜 ・2,184億円 ( 16.5% )
- 麦類 ・558億円 ( 4.2% )
- 豆類 ・388億円 ( 2.9% )
- 肉用牛 ・1,061億円 ( 8.0% )
読みどころ
ファクト
- 北海道は単独で全国の14.7% を産出する圧倒的な基幹地域。 2位の鹿児島県 ( 5,114億円 ) の約2.6倍。
- 道北は北海道の中の30%を占める。 名寄 ・ 士別 ・ 剣淵 ・ 和寒の上川北部は稲作 ・ 畑作、 宗谷は酪農 ・ 畜産が主軸。
- 道北の農業産出額は 新潟県 ・ 茨城県全体に匹敵する規模。
推論
- 北海道が単独で 1.32 兆円を産出するため、 日本の食料供給における北海道のシェア低下 ( 後継者不足 ・ 経営規模縮小 ) は全国の食料安全保障に直結する。
- 道北の一経営体あたり平均農地面積は約 34ha と日本全国平均 ( 約 3ha ) の 10 倍超。 規模の経済が効きやすい反面、 一経営体の離農が地域生産量に与える影響も大きい。
- 上川 ・ 宗谷 ・ 留萌で主要品目構造が大きく異なるため、 「道北農業」 として一括した政策よりも地域別の支援設計が必要と推論。
中心問い
- 道北の大規模経営構造を維持するために、 担い手と事業承継の課題はどこまで深刻か。
- 北海道全体のシェア維持に向けて、 各地域の構造特性を活かす政策はどこまで設計されているか。
4軸で並べる意義
- 日本全体と比較することで「北海道が果たす食料供給機能」が見える
- 道内比較で「どの地域が何を担っているか」が見える
- 道北の中でも上川・宗谷・留萌で構造が大きく異なる
担い手構造
| 地域 | 経営体数 | 平均農地面積 |
|---|---|---|
| 日本全国平均 | - | 約3ha |
| 北海道平均 | 32,000経営体 | 約30ha |
| 道北 | 約8,500経営体 | 約34ha |
道北は北海道平均より一経営体あたりの規模が大きい大規模農業地域。