市町村がん検診の受診率 ( 子宮頸がん・乳がん ・ 道内179市町村 )

市町村が実施するがん検診の受診率は、対象者数の少ない自治体ほど高い。子宮頸がんの中央値は対象1,000人未満で20.9%、5,000人以上で12.4%。道北26市町村の中央値21.1%は全道の15.3%を上回り、初山別村39.6%が最も高い。職域検診は含まれないため、都市部の実際の受診とは範囲が異なる。

分類
医療福祉
範囲
北海道 / 道北
期間
2023 ( 令和5年度 )
公開日
2026-07-22
出典
北海道 保健福祉部健康安全局地域保健課「地域保健情報年報」( 令和5年度 )
ライセンス
北海道 ( 公的統計 )
CSV
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数値の概略

北海道が毎年度公表している地域保健情報年報から、市町村が健康増進事業として実施するがん検診の受診率を取り出した。二次医療圏 ・ 保健所 ・ 市町村の3階層で集計されている。

全道と道北の比較 ( 市町村ごとの中央値 )

検診全道179市町村道北26市町村札幌市
子宮頸がん15.3%21.1%22.3%
乳がん21.3%26.6%13.0%

道北は上川北部 ・ 留萌 ・ 宗谷の3二次医療圏を指す。

対象者数の規模別 ( 子宮頸がん ・ 中央値 )

対象者数市町村数受診率の中央値
1,000人未満6620.9%
5,000人以上3212.4%

道北の市町村別 ( 子宮頸がん検診受診率の高い順 )

二次医療圏市町村対象者数受診率
留萌初山別村28039.6%
留萌増毛町94335.2%
上川北部和寒町67732.2%
上川北部中川町31131.5%
留萌遠別町58429.5%
宗谷幌延町56328.8%
宗谷利尻町44228.1%
宗谷礼文町57628.0%
上川北部音威子府村12127.3%
上川北部剣淵町72425.1%
上川北部下川町78023.7%
留萌羽幌町1,41521.8%
宗谷猿払村84521.5%
宗谷利尻富士町57220.6%
宗谷枝幸町2,06817.9%
宗谷中頓別町38117.8%
宗谷豊富町92217.8%
留萌天塩町67516.9%
上川北部美深町91914.6%
宗谷浜頓別町90713.6%
留萌苫前町67613.0%
上川北部士別市4,31412.6%
上川北部名寄市7,05912.1%
宗谷稚内市8,8349.8%
留萌小平町7248.8%
留萌留萌市4,8887.1%

179市町村すべての数値は CSV で公開している。

乳がん検診の道北 ( 上位・下位 )

上位 ・ 初山別村50.3% / 音威子府村44.7% / 中川町40.9% / 増毛町40.3% / 和寒町40.2%

下位 ・ 留萌市9.3% / 小平町11.3% / 士別市16.7% / 稚内市17.4% / 名寄市18.8%

読みどころ

  • 医療機関が少ない地域ほど受診率が低い、という向きの関係は この数字には現れていない。むしろ対象者数の少ない市町村ほど高く、子宮頸がんの中央値は1,000人未満で20.9%、5,000人以上で12.4%と差がある。
  • 道北のなかでも幅が大きい。初山別村39.6%と留萌市7.1%は同じ留萌二次医療圏にありながら5倍以上の開きがある。医療圏の単位では見えない差が、市町村の単位では出る。
  • 子宮頸がんと乳がんで順位はおおむね一致する。初山別村・音威子府村・中川町・増毛町・和寒町が両方で上位に入る。
  • 札幌市は子宮頸がん22.3%に対し乳がん13.0%で、検診による差が大きい。

この数字の範囲

  • 対象は市町村が健康増進事業として実施する検診に限られる。職場で受ける検診 ( 職域検診 ) や、個人で受ける人間ドックは含まれない。勤め先の検診を利用する人が多い地域では、この受診率は実際に検診を受けた人の割合より低く出る。都市部と町村部を並べるときは この点が効く。
  • 受診率の算定対象年齢は、がん対策推進基本計画にもとづき20歳から69歳まで。
  • 受診率は ( 当該年度受診者数 + 前年度受診者数 − 2年連続受診者数 ) ÷ 対象者数 で算出されている。子宮頸がん検診と乳がん検診が2年に1度の受診を基本としているため。
  • 令和5年度の1年分で、経年の推移は含まない。

データ取得元

  • 北海道 保健福祉部健康安全局地域保健課 ・ 令和5年度地域保健情報年報 第53-2表 ( 子宮頸がん検診受診率 ) 、第54-2表 ( 乳がん検診受診率 )
  • 加工したデータ ・ CSV ( 179市町村 ・ 二次医療圏と保健所を付与 )