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業務の棚卸し、90分会議で進む
[ 試行 ] 公開 2026-06-15 ・読了 5分
業務を一覧化する作業に、特別な人材も大きな予算もいらない。担当者3人とホワイトボード、付箋ひと袋、90分の会議室があれば一回目は終わる。その後に何が見えるかを順に書き出す。
* テーマ * 業務の棚卸し / 会議設計 / 対話
用意するもの
- ホワイトボード ( なければ壁と模造紙 )
- 付箋 ( 3色 ) ひと袋
- 担当者3人
- 90分
これだけだ。 ツールも、 外部コンサルタントも、 議事録テンプレートも不要。
90分の進め方
0-15分 ・ 業務の書き出し
ひとり5分で、 自分が普段やっている業務を1枚1件で付箋に書く。 完全じゃなくていい。 思い出した順に並べる。
15-30分 ・ 共有と束ねる
順にホワイトボードに貼っていく。 似たもの ・ 関連するものを近くに置く。 「これは1つに見える」と思ったら束ねる。 ここでは整理しない。 まず全体を見る。
30-50分 ・3つの問いを書き加える
各業務に対して3色の付箋を貼る。
- 緑 ・ なぜやっているか
- 黄 ・ やめたら誰が困るか
- 赤 ・ いつ始まったか分かるか
「分からない」も立派な情報。 そのまま貼る。
50-70分 ・ パターンを見る
業務地図ができてくる。 ありそうなパターンは:
- 緑が書けない業務 ・ 続ける理由を誰も覚えていない
- 黄が空白の業務 ・ 困る人がいない可能性
- 赤が古い業務 ・ 環境が変わったかも
3つの色が揃わない業務は、 そもそも見直しのきっかけ。
70-90分 ・ 次の一手を決める
3つだけ選ぶ。
- 次の月までに やめてみる 業務
- 次の月までに 誰かに聞く 業務
- 次の月までに 記録する 業務
それ以上は決めない。 90分で3つで十分。
始めるためのコツ
- 部長 ・ 課長を呼ばない。 担当者3人だけで始める
- 会議室を予約せず、 デスク横の壁でやる
- 反対意見が出ないように設計する ( 「やめる」ではなく「試しに止めてみる」 )
- 議事録を残さない ・ 写真を撮るだけ
1回で終わらせない
90分で全部の業務は終わらない。 そして終わる必要もない。
3ヶ月で3回まわすと、 主な業務30件くらいは地図化される。 半年後には、 担当者の頭の中の「もやもや」が地図に乗っている状態になる。 ここからが、 デジタル化の出発点になる。
次の一歩
棚卸しの結果から「やめる」を1件選んで、 1ヶ月試す。 困った人がいなければ、 そのまま継続。 これが地域 DX の最も静かなスタート地点になる。